電子メールに署名を忘れると相手に届かない?
電子メールの本文に自分の名前や連絡先を書き忘れても、宛先欄に相手の電子メールアドレスが正しく記入されていれば届きます。相手も、ほとんどの場合、誰から来たのか分かります。

 受信したメールには、本文とは別に「差出人」「宛先」「送信日時」「件名」が付いています。差出人の表示は、相手の名前または愛称+電子メールアドレスとなっているのが普通です。アウトルック・エクスプレス(OE)5の場合、標準では相手のアドレスが見えませんが、メールを右クリックして「プロパティ」を開くと分かります。それでも相手を特定できない場合は、「返信」機能を使って相手に聞くという手もあります。

 差出人として表示される名前は、たとえばウィンドウズ98のインターネット接続ウィザードの場合だと、設定中に入力する「メールアカウント名」です。ここで入力した名前が、差出人名として電子メールに付いて送られて行きます。名前は、本名でも愛称でも、漢字でも英字でもいいですが、送る相手を考えて決めましょう。相手が国内だけなら漢字でもほぼ大丈夫ですが、外国にも送る場合は半角英字にしないと意味不明の文字に化けてしまう可能性が高いです。

 とはいえ、電子メールの最後に名前くらい入れる方が良いですよね。最近の電子メールソフトには「署名(シグネチャ)」という機能があって、一度設定すれば毎回自動的に名前などを入れられます。OE5の場合は、「ツール」メニューから「オプション」を選らび「署名」面で「作成」ボタンを押してください。その他のソフトの人は、「ヘルプ」メニューから「署名」という項目を探して設定方法を確認してください。

 署名は便利な機能ですが注意点もあります。まず、あまり長くしないこと。4行くらいが目安と言われます。また、電子メールは簡単に他者へ転送できるので、自宅の住所や電話番号といった個人情報は書かない方が良いでしょう。複数の署名を用意しておき、使い分けができる電子メールソフトもあります。




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