インターネットにつないだままで他の作業をしているときも、メールが来たらすぐに読みたいんですけど。
企業や大学でインターネットに常時接続(専用線接続)されていて、常に電子メールソフトを起動していれば、すぐに分かります。たとえば、アウトルック・エクスプレス(OE)4/5の場合、「ツール」メニューから「オプション」を開き、「全般」画面の「新着メッセージが届いたら音を鳴らす」にvを付けておけば、新しい電子メールが届くと音で知らせてくれます。他の電子メールソフトだと、画面にメッセージが出ることもあります。

 しかし、家庭や小規模オフィスで電話回線を通じてインターネットに接続(ダイヤルアップ接続)している場合、すぐに新着メールを知るのは困難です。電子メールは、直接あなたのパソコンに届くわけではありません。何らかの方法で、プロバイダーのコンピューター(メールサーバー)に自分宛の電子メールが届いているか確認しなければなりません(次ページの「聞いて極楽」も参考にしてください)。

 ひとつの方法として次のような方法があります。前述の「新着メッセージが届いたら音を鳴らす」の下に、「新着メールをチェックする」という項目があるので、ここにvを付けておきます。そして、アウトルック・エクスプレスを起動しておくと、設定された時間(初期設定は30分、1分単位で変更可能)ごとに新着メールがあるか確認しようとします。しかし、インターネットに接続されてないと「接続」の画面が出るだけです。接続と切断は、手動で行う必要があります。結局のところ、こまめに自分で確認するのが現実的でしょう。

 ただし以上の設定が行われていて、かつ次の場合は、設定した時間ごとに自動的に確認されて新着メールがあると音が鳴ります。

(1)ホームページ閲覧のため、たまたまインターネットに接続していた。
(2)テレホーダイ(夜11時から朝8時まで、指定した番号だけ定額で使い放題になるNTTの電話サービス)と、定額制のプロバイダーを組み合わせて、夜中につなぎっぱなしにしていた。
(3)ISDN(デジタル式の電話回線)とダイヤルアップルータという機器を使って、必要なときは自動的に接続されるよう設定してある。

 最近は、キーボード上のメールボタンを押すだけで電子メールを受信してくれるパソコンもあります。しかし、この場合もボタンを押すまでは確認できません。また自動的に確認して、新着メールがあるとキーボードやディスプレイ脇のランプが光る機種もあります。しかしこれも、設定した時間ごとに定期的に確認してくれるだけで、誰かがあなた宛に電子メールを送ると、すぐに分かるわけではありません。




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