複数の友人から、すごく危険なコンピューターウイルスが広がっているという電子メールが送られてきました。どうしたら良いですか。

 コンピューターウイルスは、パソコンの調子を悪くしたり、最悪の場合はデータを消したりする悪意のプログラムです。残念なことに、ウイルスの被害は増えているようです。市販のウイルス駆除ソフトを使って自衛するよう心がけるようにしましょう。
 ただし、この質問の内容を読む限り、送られてきたウイルス情報はデマのようです。チェーンメールといって「危険なウイルスが広がっている」という電子メールを、不幸の手紙のように巡回させることを目的とした悪質なイタズラです。つまり実際には、電子メールに書かれているウイルスは存在しません。この手の警告メールには、次のような特徴があります。
(1)ウイルスの名前は「PENPAL GREETING!」や「JOIN THE CREW」など。
(2)電子メールの本文を読んだだけで感染すると書いてある。
(3)できるだけ多くの人に知らせるように勧めいている。
(4)情報元として、大手コンピューター関連会社の名前が書かれている。
 今のところ、本文を読んだだけで感染するウイルスは存在しません。感染する可能性があるのは、添付ファイルまたはパソコン通信のバイナリーメールで送られてきたプログラムやデータを開いた場合です。知らない人から添付ファイルまたはバイナリーメールが来たら警戒してください。開く前にウイルス駆除ソフトで調べて、疑わしい場合は開かずに削除してしまいましょう。そうすれば感染はしません。
 また、このような警告(デマ)メールを受け取ったら、むやみに情報を広めないようにしましょう。なお、こうしたデマ情報はインターネットでも公開されています。例えばウイルス駆除ソフト、ウイルスバスター98の販売元トレンドマイクロのホームページ(http://www.trendmicro.co.jp/)にも情報があります。




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