FDとCD-ROMは何となくわかるのですが、DVDとMOについて知りたいのです。CD-RWというのもありましたね。

最近は、本当にいろいろな種類がありますね。これらに共通しているのは、専用の駆動装置(ドライブ)があって、対応した記録メディア(ディスク)を挿入して使うこと。そして、その目的はパソコンで使うソフトやデータの保存です。それぞれ以下のような特徴があります。

■CD-R 一度だけデータを書き込めるCDです。「R」はレコーダブルの略で「記録できる」といった意味です。記憶容量は650MB。データの書き換えはできませんが、空きがあれば追加保存はできます。書き込んだデータは、普通のCD-ROMドライブでも読み出せます。

■CD-RW CD-Rと似ていますが、データの書き換えができます。「RW」はリライタブルの略で「書き換えられる」といった意味です。記憶容量は650MB。CD-Rと兼用のドライブもあります。CD-RWで記録したデータは、CD-RWドライブでしか読み出せません。

■DVD 単にDVDというと、普通は映画などが記録されたDVDビデオを指します。これはテレビに専用の再生装置をつないで観るものです。このほかにもDVDには、いろいろな種類があります。DVDはCDとよく似てますが、データの記録方法を工夫することで、その数倍から10数倍のデータを保存できるようになっています。

■DVD-ROM DVDにパソコンのデータを記録したものです。データの書き込みはできません。CD-ROMドライブと兼用のDVD-ROMドライブが普及し始めています。非常にデータ容量が大きい(4・7GB以上)ので、これまでCD-ROM数枚に分かれていた百科事典ソフトなども1枚に収まります。

■DVD-RAM データの書き込みができるDVDです。専用ドライブとディスクが必要です。記録容量は2・6GBですが、今後さらに増える見込みです。

■MO(光磁気ディスク) 専用ドライブが必要ですが、普及率は高い方です。ディスクの外観はフロッピーに似ていて、128MB、230MB、540MB、640MBのデータを記録できます。

■その他 zip、HiFD、スーパーディスクといったものがあります。これらは、記憶容量は100〜120MBと少なめですが、フロッピーに代わる媒体として期待されています。パナソニックは、PDという独自方式の記憶メディアを出しています。記憶容量は640MB。専用ドライブが必要ですが、CD-ROMドライブと兼用です。今後は、DVD-Rや、さらに大容量のMOも登場する見込みです。

 


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