FDに収まらないファイルを分けて保存する方法は?

あまり一般的ではありませんが、ファイルを分割する専用ソフトがあります。これを使うと、大きなファイルをフロッピーに収まるサイズに分割できます。あるいは、データを圧縮して小さくするソフトもあります。
 こうしたソフトは市販ソフトではなく、フリーソフト(無料で使えるソフト)またはシェアウエア(試用後、使い続けたい場合は作者に代金を送るソフト)としてインターネットなどで配布されています。例えば「窓の杜」というオンラインソフト専門のホームページ(http://www.forest.impress.co.jp/split.html)からも入手できます。 
 フロッピーは手軽ですが、容量が少なく問題もあります。分割ソフトで数MBから数10MBのファイルをフロッピーに収まるように分割すると、それ相応の枚数になってしまいます。圧縮ソフトを使っても、必ずしもフロッピーに収まるとは限りません。さらにフロッピーは突然、読み書き不能になることもあります。そのため目的によっては、別の方法を考える方がよいかと思います。
 今は、MOドライブやZIPドライブなど、フロッピーより容量の大きな記憶媒体が増えています。自分や社内データの保存(バックアップ)に使うなら、必要な容量と予算に合わせて選んでください。記録メディア(ディスク)の値段もチェックしましょう。
 他者や別のパソコンにデータを渡す場合は、相手側にも同じメディアを読める装置(ドライブ)が必要です。このほかの方法として、極端に大きなファイルでなければ、電子メールに添付して送るのも一般化しています。通信費を気にする人もいますが、フロッピーを郵送したり電車やバスで届けるのと比較して、特に高くないはずです。社内のパソコン間で頻繁にデータをやり取りしているなら、少しがんばって簡易ネットワークを組むと非常に便利になります。




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