メモ帳、ワードパッド、ワードそれぞれの特徴と使い分けの方法は?

「メモ帳」も「ワードパッド」も、マイクロソフト社のウィンドウズ95およびウィンドウズ98に付属しているソフトで、文章の読み書きに使えます。
「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」から起動できます。「ワード」も、マイクロソフト製のワープロソフトです。それぞれの違いは、簡単にいってしまうと機能の豊富さの違いです。そしてこの差から、おのずと最適な使い方が見えてきます。
 メモ帳は、非常にシンプルなソフトです。メニューが少なく、その分、使える機能も限られています。たとえば文中で、文字のスタイルを変えたり、画像を取り込むことはできません。保存したり開いたりできるのはテキスト形式の文書(拡張子が「.txt」 のファイル)だけです。
 しかし機能が少ない分、メモリーが少ないパソコンでも軽快に動きます。単純に、パソコンに文字を入力するだけならメモ帳が便利です。その際、改行するまで1行として表示されるので、「編集」メニューから「右端で折り返す」を選ぶと読みやすくなります。
 なおメモ帳は、扱えるファイル容量が小さく、64KB以上の大きな文書ファイルは開けられません。その場合は、ワードパッドやワードで開いてください。
 ワードは、非常に高機能なワープロソフトです。文字の種類や大きさを自由に変えられるばかりでなく、複雑なレイアウトを作ったり、画像やグラフを取り込んだり、文書作成に必要と思われる機能をほとんど網羅しています。ですから、印刷して配布するような本格的な文書作りに使うといいでしょう。ただしその分、パソコンにパワーが必要です。古いパソコンやメモリーの少ないパソコンだと、かなり反応が遅いことがあります。
 ワードパッドは、メモ帳とワードの中間くらいに考えてください。複雑なレイアウトはできませんが、文字の種類や大きさを変えたり、画像を取り込んだりすることはできます。また、ワードと同じ形式(「.doc」)の文書を扱えるので、ワードがなくてもワードで作った文書を開くことも可能です。

 


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