ソニーのバイオノートは売れているのに、ホームページを見ると「生産完了」になっているのはなぜですか? 売れているのなら、もっと作るべきだと思うのですが。

確かに、ソニーのパソコン、バイオのホームページ(http://vaio.sony.co.jp/getinfo.html)を見ると、型番の後に(生産完了しました)という表記があります。ソニー広報センターに聞いたところ、「生産完了となっているのは、メーカーでは生産を終えていますが、流通在庫が残っていると思われる製品」だそうです。流通在庫というのは、問屋さんやパソコン店などにある分です。つまり、まだ売られているということ。そのため、製品情報の提供を続けているそうです。
 それと、生産完了となっている製品の多くは、すでに後継製品が発売されています。パソコンに限らず、今の電化製品はたいてい、一定量を計画的に生産したら次の新製品に切り替えられます。バイオ、特にノート型の505は非常に人気があります。そのため「特に今年2〜3月に注文が多く、これ以上注文を受けても生産しきれない状況になったので4月中旬に受注を中止して、4月末に生産を完了しました」(ソニー広報センター)。そして5月に、後継製品が発表されています。
 一時、バイオノートは本体に使っているマグネシウム合金が不足していて、たくさん作れないというウワサが流れたことがあります。しかし「パソコンは、たくさんの部品を組み合わせて作ります。特にマグネシウム合金の部品が不足したということではありません」(同)とのこと。
 パソコンはモデルチェンジが早いので、人気があっても同じ機種を作り続けるわけにはいきません。ですから人気モデルは、欲しいときに買わないと売り切れてしまうことがあります。ただし普通は、すぐに後継機が発売されますが。

 


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