インターネット、パソコン通信、ホームページ、電子メール、の関係は?
インターネットは、世界中のコンピュータを一定のルールで接続したものです。個人で利用する場合は、一般の電話回線やISDN(デジタル式の電話回線)を通じて、必要なときだけ接続するのが普通です。インターネットの利用率が高い企業や大学などでは、専用線と呼ばれる特殊な通信回線で24時間つながった状態にしています。
インターネットへの接続窓口となっている会社を、プロバイダーといいます。そして、実際に電話をつなぐ先をアクセス・ポイントといいます。
パソコン通信は、インターネットが一般化する前から、会員同士で電子メールや情報を交換できるサービスを提供してきました。大手パソコン通信は、生活情報や新聞記事検索などのサービスも提供しています。しかし最近は、インターネットに押されてパソコン通信が減っています。「ニフティサーブ」のような大手パソコン通信は残っていますが、今はニフティサーブからもインターネットへ接続できるので、パソコン通信+プロバイダーというの状況になっています。
ホームページは、インターネットの代表的サービスで、文字やイラスト、写真などを組み合わせた情報画面です。ブラウザという閲覧ソフトを使って、世界中のホームページを見ることができます。インターネットには、私たちが普段使うパソコンのほかに、サーバーと呼ばれるコンピュータが接続されていて、この中にいろいろな情報が蓄積されています。手元のパソコンからサーバーにURLという命令を送ると、インターネットを通じて情報が手元のパソコンに届き、画面に表示されるという仕組みです。
電子メールは、インターネットを通じてやり取りする手紙です。パソコンで書いた文章を、印刷しないで相手のパソコンへ送ります。相手もパソコンの画面で読みます。添付ファイルという方法を使うと、画像なども送ることができます。なお電子メールには、パソコン通信内や、企業や大学のネットワーク内だけで利用できるものもあります。