ブラウザ(ホームページ閲覧ソフト)の、「インターネット・エクスプローラ(IE)3・02」を入れたのですが、インターネットに接続すると「セキュリティを強化するモジュールを今すぐダウンロードしますか」という表示が出ます。

細かなバージョンが違っても、IE3・0で質問のような表示が出た場合は、ダウンロードすることをすすめます。
 ホームページを見るときは、電話回線などを通じて遠くのコンピュータと接続します。しかし普通は、相手のコンピュータから、あなたのパソコンの中を見ることはできません。ところがIE3・0を使っている場合、相手が特殊な操作をすると、あなたのパソコンの内部を見ることができる、という問題があとから判明しました。これを防止する修正ソフトが「セキュリティを強化するモジュール」です。
 インターネットでは、ほかにもいろいろな表示が出ます。たとえば音が出たり、動画が動くホームページに接続すると「追加ソフトが必要です」といったメッセージが出ることがあります。音や動画を再生したければ、追加ソフトをダウンロードして組み込んでください。
 ダウンロードの方法は状況によって違います。一般的には、追加ソフトを提供しているホームページへ行き、自分のパソコンに合ったデータを選びます。データの保存先を聞かれたら、ハードディスク内の適当な場所を指定します。ウィンドウズ・パソコンの場合は「temp」フォルダを使うのが一般的です。ダウンロードが終わったら、ファイルを解凍して(自動解凍の場合もある)、実行ファイル(最後に「.exe」がついている)を起動します。
 ホームページ上で文字を入力して送ろうとすると「送信される情報は保護されていません」といったメッセージが出ることもあります。これは、もし悪意を持った人が情報を傍受しようとしていると、盗み読みされる可能性があるという意味です。実際に被害が出ることはほとんどないと思いますが、可能性は否定できません。検索サービスのキーワードや、氏名くらいなら、送ってもまず大丈夫でしょう。
 ただし、クレジットカードの番号やパスワードは送らないでください。こうした重要な情報を送る場合は普通、SSLという技術を使って内容を暗号化するようになっています。SSLに対応しているホームページへ行くと、ブラウザの下部にメッセージや記号が表示されます。オンライン・ショッピングなどでクレジットカード番号を送るとき、もし「情報が保護されていない」といった表示が出たら、送るのを中止して、銀行振込や代金引換など別の方法で決済するようにしましょう。


 


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