電子メールの費用 安くする方法は? 10円メールって何?
電子メールは、インターネットやパソコン通信を通じてやり取りする手紙です。パソコンで書いた文章を、印刷しないでそのまま送り、相手もパソコンの画面で読みます。インターネットなら添付ファイル、パソコン通信ならバイナリーメールという方法を使うと、画像やデータを送ることもできます。
個人でインターネットを利用する場合、必要なときだけ電話回線を使って接続していると思います。この方法を、ダイヤルアップ接続といいます。この場合、電話代とプロバイダー(インターネット接続会社)に払う利用料の二つの費用がかかります。
電話代は、普通の通話と同じです。市外局番が同じ区域内なら、3分10円以下(平日昼間)です。プロバイダーの利用料は、会社や契約内容によって差がありますが、1カ月の累計が15時間になるまでは基本料金として約2000円というのが標準的です。15時間を超えたら、超えた時間に応じて料金が加算されます。
文字だけの電子メールの送受信は、あまり時間がかかりません。1日数通なら、プロバイダーへの支払いは基本料金で足りるはずです。たとえば1回3分弱で、1日2回ずつ接続したとすると、1カ月の累計接続時間は約3時間。電話の通話料は、60回分として600円です。
ただし添付ファイルとして、データ量の大きな画像やソフトなどを付けると送受信に時間がかかります。モデムの通信速度によっても差が出ます。また、インターネットに接続したまま電子メールを読み書きすると、その間も料金がかかります。送る電子メールは、接続する前に書いておき、まとめて送りましょう。受け取った電子メールも、接続を切ってから読むほうがいいでしょう。
さて、10円メールですが、これはNTTドコモの携帯電話で利用できるサービスです。1回につき10円で電子メールを送受信できます。ノート型パソコン(または携帯情報端末)と携帯電話を使って、外から電子メールを送受信する機会があるなら利用価値があるでしょう。