NECパソコンと富士通ノートデータのやり取りはできる?
半年ほど前にNECのデスクトップ型パソコンを買ったそうです。そして今回、富士通製のノート型パソコンを新たに購入したいとのこと。この場合、どちらもウィンドウズ・パソコンなので、データのやり取りに問題はありません。
もっとも簡単で確実なのは、フロッピーディスクを使う方法でしょう。以前はNECのPC-98シリーズと一般のウィンドウズ・パソコン(IBM互換機)とでは、フロッピーを初期化する標準のフォーマット形式が違っていました。しかし今は、3モード対応といって、どちらの機種でも両方の形式のフロッピーが使えるようになっています。通常は、2HDの1・44MB(IBM互換機用)を使えばいいでしょう。
このほか両機のシリアルポート(外付けモデムなどをつなぐコネクタ)またはパラレルポート(通常プリンタをつなぐコネクタ)をケーブルでつなぎ、データを直接やり取りする方法もあります。これは「ケーブル接続」という機能を使うもので、ウィンドウズ95を使っているパソコン同士で可能です。
ケーブルは、使用するコネクタに対応した「クロスケーブル」を買ってください。また、データが保存されているドライブまたはフォルダに「共有設定」をするなど、最初はちょっとめんどうです。しかし一度うまくいけば便利さを実感できるでしょう。頻繁にデータをやり取りするなら、ぜひ挑戦してみてください。なお、両方のパソコンが赤外線通信機能を備えていれば、ケーブルで接続しなくても同様にデータの交換が可能です。
移したデータを開くには、移した側のパソコンにそのデータを開けるソフトが必要です。ですから一般的には、同じソフトを2本、所有することになります。追加するパソコンを選ぶときに、必要なソフトが付属している機種を選ぶのが確実でしょう。
ただしソフトメーカーによっては、同じ人が使う、しかも同時には使わないという場合に限ってデスクトップ型パソコンとノート型パソコンの計2台に1本のソフトをインストールすることを認めている場合もあります。ソフトの説明書を確認してください。