文書やデータをフロッピーディスクに読み書きするのはよくないのですか? ハードディスクに入れておくと、人に見られるのではないでしょうか。

フロッピーディスクでも決して悪くはありません。しかし通常はハードディスクへの保存をおすすめします。ハードディスクのほうが読み書きの速度が速い、フロッピーは容量が少ない、フロッピーだとデータを読み出せなくなることがある、といった理由です。
 たしかに、1台のパソコンを数人で使う場合はプライバシーの問題もあるでしょう。ウィンドウズ95には、ファイルを隠しておく機能があります。見られたくないファイルを右クリックして「プロパティ」を選び「ファイルの情報」で「隠しファイル」に〓を付けて「更新」すると、ファイルやアイコンを見えなくできます。いったん隠したファイルをあらためて表示するには、マイコンピュータを開き、メニュー「表示」の「オプション」で「表示」タブにある「すべてのファイルを表示」を選びます。ただし、この方法では万全とはいえません。
 ソフトによっては、人に読まれたくない文書にパスワードを設定することができます。「ワード97」の場合、「ファイル名を付けて保存」の画面で「オプション」を開き、「読み取り」または「書き込み」のパスワードを設定します。これで、パスワードを知らないとファイルを開いたり文章を直したりできなくなります。「一太郎8」にも同様のパスワード機能があります。
 しかし、手軽で確実にというなら、やはりフロッピーやMO(光磁気ディスク)、zipディスクなどに保存して、各人が自分で管理するほうがいいかもしれませんね。



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