1台のパソコンを家族で使っています。各自が使うときにスイッチを入れて終わったら切るを1日に何回も繰り返しています。本に、パソコンのスイッチは入れっぱなしがいいとありましたが、電気代のこともあって……。
確かに以前は、頻繁に起動させないほうがいいといわれました。起動のたびに、ハードディスクなどに負担がかるという理由からです。しかし今は、そういった心配はほとんどありません。パソコンの起動はけっこう時間がかかるので、後でまた使うなら電源をいちいち切るのはわずらわしい。例えば、電子メールの確認だけのために電源を入れるのは億劫ですよね。
一方、気になるのが電気代。パソコンの消費電力は、ディスプレイ込みで120Wくらい、長めの蛍光灯3本分ですね(内蔵の機器を追加していたり周辺機器を使うと、この2〜3倍になることもあります)。試算したところ、一般的な家庭向けパソコンを毎日3時間使うと、1カ月で約300円という結果でした。
確かに、朝から晩までつけっぱなしというのは気になるかもしれません。しかしパソコンには省電力機能があって、一定時間(例えば30分とか)使わないと、自動的にディスプレイの電源を切ったり、ハードディスクの回転を止めるように設定できます。この状態なら約40W、蛍光灯1本くらいの消費電力です。
あとは人それぞれです。省エネに励んで、こまめに電源を切るのも一案。電気代が多少かかっても、いつでも使えるほうがいいというのも一案です。使用状況に合わせて、ほどよいバランスを見つけるのがいいのではないでしょうか。