パソコンはどうしてフリーズするのですか?


 フリーズは、パソコンがマウスやキーボードの操作に反応しなくなること。残念ながら、今のパソコンではしばしば起こります。しかし、パソコン本体や部品に問題があってフリーズすることは、ほとんどありません。まれにハードディスクやCD−ROMドライブが故障することもありますが、この場合は、データが読み出せなくなったり異常な音や振動が出るので分かります。

 フリーズは、ほとんど場合、パソコンに組み込まれているソフトが原因で起こります。パソコンには驚くほどたくさんのソフトが組み込まれています。まず、ウィンドウズやマックOSなどの基本ソフト。次に、ワープロや画像処理、ゲームといった目的別に使うアプリケーションソフト。このほかに、パソコン内部の部品や周辺機器を動かすためのドライバソフトがあります。

 これらのソフトは、パソコンの中で問題を起こさないよう一定のルールに基づいて作られています。発売前には、問題が起きないかテストも行われています。しかし、それでもA社のソフトとB社のソフトを一緒に使ったら問題が起きるといったことがしばしばあります。これがフリーズの主な原因で、いわばパソコンの中でソフト同士がケンカしているような状態です。これまで問題なかったパソコンも、新しいソフトを組み込んだり、新しい周辺機器や部品を足してドライバソフトを組み込んだら、急に不安定になるということもあります。

 フリーズしてしまったら、ウィンドウズの場合、キーボードの「Alt」「Ctrl」「Delete」を同時に押します。開いた画面で(応答なし)となっているソフトを強制終了させてください。それでダメなら、もう一度、同じ3つのキーを押すとパソコンが再起動します。同じソフトで何度もフリーズする場合、そのソフトに問題がある可能性が高いです。問題を解決するための修正プログラムが配布されていることが多いので、ソフトメーカーのホームページで調べたりユーザーサポートに聞いてみましょう。




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