ある文章を入力しようとすると必ず変な文に!?


具体的には、ワード2000で「法律、命令又は規則の制定」と書くとき、一気に変換すると「ホウリツ、メイレイマタハキ側の制定」となってしまうそうです。これは、日本語入力ソフトのMS-IME2000に、そういう癖がついてしまったためです。

 MS-IMEやATOKといった日本語入力ソフトには、よく使う文字や表記法を自動的に学習して、それを優先的に出す機能があります。これを学習機能といいます。上手に使うと便利なのですが、不適切な使い方を繰り返していると逆に使いにくくなります。普段から、正しい文字に変換してから確定する、文節の区切りが間違っていたら正しく切り直す、といった習慣をつけてください。MS-IMEの場合、Shift キーと矢印キーで文節の長さを変えられます。

 対処法としては、まず正しい区切り方の癖をつけ直してみましょう。新井さんのケースでは、文章を一気に変換しないで「法律、」「命令」「又は」「規則の」「制定」と区切って入力・確定を繰り返してください。何度か繰り返すうちに、長く入力しても正しく変換されるようになっていくはずです。ただし「めいれいまたはき」で変換すると、いつまでも「メイレイマタハキ」と変換されます。このような文章の途中での、入力・変換は行わないでください。

 さらに「メイレイマタハキ」のように明らかに存在しない言葉が学習されてしまった場合は、次の方法でMS-IME2000の辞書から削除できます。通常は画面右下にあるIMEツールーバーからプロパティを開き「辞書/学習」面にします。画面中央の、緑の本と茶の鞄の絵を押します。新しく開いた画面で「単語の一覧」面にして「ツール」メニューから「抽出」を選択。「読みの抽出範囲」の「開始」に、消したい単語(誤った語句)を入力。「登録の種類」で「学習単語」にvを付けて「抽出」ボタンを。元の画面で「単語の一覧」から消したい単語を選び、「編集」メニューから「削除」を選びます。



 


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