CD−Rドライブを買おうとしたら、ATAPIタイプとSCSIタイプがありました。何が違うのですか?


 CD−Rのほか、ハードディスク、CD−ROM、CD−RW、DVD、MOなどの各種ドライブ(駆動装置)にも、ATAPIタイプとSCSIタイプがあります。ATAPIの方は、ATAとかIDEと書かれていることもあります。

 これは、それぞれの機器とマザーボード(パソコンの中にあるメインの基板)との間をつなぐ方式の違いです。現在、ほとんどのデスクトップ型パソコンの内蔵ハードディスクやCD−ROMドライブは、IDE(ATAPI)方式でつながっています。自分で機器を追加する場合、パソコンの中に機器を収めるスペース(拡張ベイ)があって内蔵型を付けられるならIDE(ATAPI)の方が簡単です。

 一方、外付けにする場合はSCSI方式を使います。この場合、まずパソコンの中にSCSIカードと呼ばれる基板を取り付ける必要があります。そのためには拡張スロット(SCSIカードを付ける場所)の空きが必要です。ただし一枚付ければ、最大で7台の機器を接続できます。

 IDEにもSCSIにも複数の規格があって、データの転送速度が違ったりします。しかし、現在売られているものなら実用上まったく問題ないでしょう。なお、ノートパソコンで外付けドライブを使うときは、SCSIまたはATAPI接続用のPCカードを介してつなぐのが一般的です。最近は、カードバスという規格に対応した製品が多いですが、数年前のノートパソコンだとカードバスに対応していないことがあるので気をつけてください。




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