システムリソースって何ですか? なぜ、増えたり減ったりするのですか?


 パソコンの中にはメモリーと呼ばれる部品があって、起動中に使うソフトやデータはハードディスクからメモリーに呼び出されます。そしてメモリーの中には、ウィンドウズが主に画面表示などに使うプログラムを置いておく専用の領域があります。これがシステムリソースです。メモリーの中にある、ウィンドウズの指定席のようなものだと思ってください。

 システムリソースは、パソコンを起動しているだけでも、ある程度使われています。そして、いろいろなソフトを起動すると、それに応じて空き容量が減っていきます。画面右下にあるタスクトレイにもいろいろなアイコンが並んでいますが、この分もシステムリソースを消費しています。

 システムリソースの空きがなくなると、メモリー自体に空きがあっても、それ以上ソフトを開けなくなります。以前のウィンドウズはシステムリソースの容量が小さかったため、よく不足してパソコンの動きが不安定になりました。しかし最近は、使える容量が増えたので以前ほど不安定ではなくなっていると思います。

 システムリソースの空きは、画面左上の「マイコンピュータ」を右クリックして「プロパティ」を開き「パフォーマンス」面で確認できます。あくまでも目安ですが、50%を下回らない範囲で使っている方が安定します。空きが少ないときは使っていないソフトを終了しましょう。不要なソフトを起動しておくのは望ましくありません。特定のソフトを起動するとシステムリソースの空きが極端に減る場合は、そのソフトに問題がある可能性が高いです。




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