そもそも「メール」って何なのですか?


 メール(mail)は本来、英語で「郵便」という意味。しかし現在、単に「メール」と言ったり、「メール」と書かれていると、ほとんどの場合「電子メール」を指します。電子メールのことを、英語ではエレクトロニック・メール(electronic mail)と言います。これを略して「Eメール」とも言います。

 電子メールは、インターネットなどのコンピューターネットワークを通じて送受信する手紙のようなもの。といっても紙は使いません。パソコンで書いた文章がインターネットなどを通じて相手のパソコンまで送られ、相手もパソコンの画面で、その文章を読みます。パソコンの操作に慣れていれば紙の手紙より手軽、遠隔地や海外へもほとんど瞬時に届く(ただし相手がすぐに読むとは限りません)、複数の相手にも簡単に送れるといったメリットがあります。

 最近は、小型の情報機器(PDA)や電子メール専用端末、一部の携帯電話でも電子メールを利用できます。この場合も、それぞれの機器で文章を書き、相手もそれぞれの画面で読みます。

 当初、電子メールで送れるのは基本的に文章だけでした。しかし現在、パソコンからパソコンへの送信であれば、イラストや写真などの画像データ、ワープロソフトや表計算ソフトで作った文書、音楽データなども簡単に送れるようになっています。ただし相手も、こうしたデータに対応したソフトを持っていないと開いて見ることは出来ません。

 電子メールを利用するには、インターネットに接続できるパソコン(あるいは情報機器)と、電子メールアドレスが必要です。電子メールアドレスは、コンピューターネットワーク上の住所・氏名にあたるもの。個人や家庭で利用する場合は、プロバイダーと呼ばれるインターネット接続会社の会員になるとアドレスを取得できます。また最近は、会社や学校からアドレスを支給される人も多いでしょう。そのため、個人のアドレスと、会社や学校のアドレスを使い分けている人も増えています。




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