パソコンの型番が長くて分かりにくい意味はあるの?


 確かに、アルファベットや数字が並んでいて覚えにくいですね。質問のハガキにあった、バイオPCV−R61TV7とラヴィNX LW46H/14DAに関してソニーとNECに聞きました。

 まず、PCVはソニー製のデスクトップ型パソコンを表します。ノート型だとPCGです。R61は、Rシリーズという製品群の中の61番で、数字によって性能や機能が変わります。TV7は、テレビ機能と17インチのCRTディスプレイが付いているという意味。L5だと、15インチの液晶ディスプレイです。

 次にラヴィですが、LWはオールインワンタイプのラヴィシリーズを表します。46Hは、クロック周波数が466MHzのセレロンというCPUを使っているという意味。14は、液晶ディスプレイのサイズ(14インチ)です。Dは、MSオフィス2000が附属しているという意味で、一太郎だとCです。最後のAは、この機種の場合はハードディスクの容量を表すそうですが、記号によっては別の機能を表すこともあるそうです。

 パソコンは種類が多いうえ、ほとんど同じ機種でも附属する機能やソフトの違いで別の製品になるので、このような複雑な型番が必要なのです。ただし、両社とも「すべての機種に統一ルールがあるわけではない」と言います。製品の変化に伴って、記号の意味のルールも変わるそうです。そのため「型番全体で一つの名前と考えてほしい」とのこと。

 型番が特に重要になるのは、ユーザーサポートを受けるときです。型番が分からないと適切な対応を受けられません。周辺機器などを買い足すときも、型番が分からないと使えるかどうか確認できません。ですから自分のパソコンの型番は、必ず確認しておきましょう。

 iMacのように細かな型番がない機種もあります。しかし、初期の機種と最近の機種では、使われている部品や基本ソフトが違います。これを把握していないと、欲しいソフトや周辺機器が自分のiMacで使えるかどうか判断できないといったことが起こりえます。




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